札幌ピラティスのR-zoneより 競技やコンテストに参加しているアスリートさんへ
2026/06/25
頑張るだけでは伸びない。
アスリートがシーズン中に大成するための「休息論」とピラティス活用法
アスリートの世界では、
「もっと練習しなければ」
「休んだらライバルに追い抜かれる」
という考え方が根強くあります。
しかし実際に長く活躍する選手ほど、
頑張る技術だけでなく、休む技術を持っています。
私たちPILATES STUDIO R-zoneにも、バレエ、チアダンス、ゴルフ、ランニング、サッカー、社交ダンス、など様々な
競技の方が来られますが、
シーズン中に大きく成長する選手には共通点があります。
それは、
身体の声を聞きながら、意図的に余白を作ること。
今日はアスリートの「休息論」と、シーズン中のピラティス活用についてお話します。
成長は練習中ではなく回復中に起きる筋力も技術も神経系も、
実は練習そのもので向上するわけではありません。
練習で刺激を受け、
休息中に身体が適応し、
その結果として能力が向上します。
つまり、
練習=入力
休息=アップデート
です。
スマートフォンもアップデート中に無理やり動かすと不具合が起こります。
人間の身体も同じです。
疲労が抜けていない状態で刺激を重ね続けると、
・パフォーマンス低下
・集中力低下
・怪我のリスク増加
・睡眠の質低下
につながります。
<トップ選手ほど「手を抜く」のが上手い>
ここで誤解してほしくないのは、
手を抜く=サボる
ではないということです。
トップアスリートは、
力を出す場面と抜く場面を計算しています。
例えば100%で毎日練習する選手と、
70%の日
85%の日
100%の日
を使い分ける選手。
長いシーズンを通して見ると、後者の方が結果を出すことが少なくありません。
なぜなら神経系には回復が必要だからです。
特に現代人は、
身体より先に脳が疲れています。
・試合のプレッシャー
・人間関係
・SNS
・将来のこと
こうしたストレスは身体を常に緊張状態にします。
その状態でさらにトレーニングを積むと、
「頑張っているのに動けない」
という状態が起こります。
<身体調律という考え方>
R-zoneではこれを
身体調律と呼んでいます。
楽器も毎回チューニングします。
プロのバイオリニストが、
「昨日合わせたから今日は調律しない」
とはなりません。
人間の身体も同じです。
睡眠
ストレス
練習量
食事
気温
毎日条件が違います。
だからこそ、
その日の身体を確認し、
微調整する時間が必要なのです。
ピラティスは鍛えるためだけのものではない
ピラティスというと、
体幹トレーニング
筋力アップ
というイメージを持たれがちです。
もちろんその効果もあります。
しかしシーズン中のアスリートにとって重要なのは、
身体を整えるツールとしてのピラティスです。
①呼吸を整える
疲労が蓄積すると、
呼吸は浅く速くなります。
すると首や肩が緊張し、
交感神経優位になります。
ピラティスでは呼吸を使いながら動くため、
過剰な緊張をリセットできます。
②関節の遊びを取り戻す
疲労が溜まると、
股関節
胸郭
足首
などの動きが硬くなります。
硬いまま競技を続けると、
別の場所が代償して痛みにつながります。
ピラティスでは、
必要な可動性を取り戻しながら動きを再教育できます。
③神経系を整える
実は競技パフォーマンスにおいて、
筋肉以上に大切なのが神経系です。
身体が重い日でも、
神経系が整うだけで動きやすさが変わることがあります。
ピラティスは
「正確に感じる」
「正確に動く」
ことを繰り返します。
これが神経系の再学習につながります。
シーズン中の効率的なピラティスの受け方
ここで多くの選手が勘違いすることがあります。
それは、
「疲れているから今日は休もう」
です。
もちろん完全休養が必要な日もあります。
しかし疲労が強い時こそ、
強度の低いピラティスが有効な場合があります。
試合前
目的:コンディション調整
・呼吸
・胸郭
・股関節
・足部
を中心に。
疲れるほどやらない。
終わった時に
「身体が軽い」
状態が理想です。
試合後
目的:回復促進
・呼吸
・背骨の動き
・循環改善
が中心。
筋トレ感覚は不要です。
オフシーズン
目的:再構築
・弱点改善
・筋力向上
・フォーム改善
を積極的に行います。
「もっと頑張る」より「もっと整える」
競技レベルが上がるほど、
差になるのは努力量ではありません。努力の質です。
練習量を増やすことより、
疲労を管理し、
最高の状態で練習すること。
その方が結果的に成長は速くなります。
だからこそ、
身体の調子と向き合う時間を作ってください。
今日は70%でいい日なのか。
今日は攻める日なのか。
今日は回復する日なのか。
その判断ができる選手ほど、
シーズン後半に大きく伸びていきます。
<まとめ>
アスリートにとって休息は「止まること」ではありません。
休息とは、
次の成長のための準備です。
ピラティスもまた、
身体を追い込むためだけのものではなく、身体の声を聞き、
整え、必要な力を必要な場所に届けるための時間です。
頑張ることは大切です。
しかし、本当に強い選手は知っています。
「力を抜ける人ほど、ここぞという時に力を発揮できる」
ということを。
シーズンを戦い抜くために。
そして競技人生を長く楽しむために。
時には計算して休み、
計画的に整える。
そんな身体調律の習慣を、ぜひ取り入れてみてください。
PILATES STUDIO R-zoneでは、理学療法士とピラティスインストラクターが連携し、アスリート一人ひとりのコンディションに合わせた身体調律をサポートしています。
「頑張るための身体づくり」だけでなく、「長く活躍するための身体づくり」を一緒に考えていきます。
必要なら専門施設、専門家へ
連携をとりながらコンディショニングをすすめています。
先日、JCDAプロダンサーのAmi さんがWSのついでに、R-zoneスタジオをピラティスをするために訪ねてくださいました。
もともと自由自在な身体です
ですがWS後で、何時間も指導して、固くなっている部分も当然ありました。
終了時には
股関節、身体の後面の硬さがとれてスッキリ!
笑顔になりました!
そんな瞬間瞬間に立ち会うのが
とっても幸せです!
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