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札幌でおすすめのPILATES STUDIO R-zoneより運動制御論とピラティス

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札幌でおすすめのPILATES STUDIO R-zoneより運動制御論とピラティス

札幌でおすすめのPILATES STUDIO R-zoneより運動制御論とピラティス

2026/06/10

今日はちょっと難しい話です

ピラティスでは意識した呼吸(コンシャスブリージング)と動作を

一緒に行うことが出てきます。

それが難しい!とよく言われます。

 

なぜ手や足や呼吸が途中で止まるのか?

Bernsteinの運動制御理論から考えるピラティスの役割について

記載いたします

 

 

「先生、手と足を一緒に動かそうとするとどちらかが止まってしまいます」

 

ピラティスのレッスン中によく聞く言葉です。

 

例えば、ピラティスでは

  • 四つ這いで片手片脚を伸ばす
  •  
  • バレエでアームスと脚の動きを同時に行う
  •  
  • ゴルフスイングで体幹と手足をうまく連動させる

 

   バスケでドリブルしながら

   相手をよける

 

 

このような動きで、

「足を意識すると手が止まる」
「手を意識すると脚が止まる」

という現象

 

プレイの中では、空振りしたり、ドリブルをしくじったり、が起こることがあります。

 

実はこれ、単なる筋力不足ではありません。

 

 

ロシアの生理学者
ニコライ・ベルンシュタイン(Bernstein)が提唱した運動制御理論で説明できる現象なのです。

 

<Bernsteinが考えた「自由度問題」について>

人間の身体には非常に多くの関節があります。

肩だけでも、

肩甲骨、鎖骨、上腕骨

が複雑に連動しています。

さらに、

 

  • 背骨
  • 骨盤
  • 股関節
  • 足関節
  •  

まで含めると、動かし方は無限に近い組み合わせになります。

Bernsteinはこれを

「自由度(Degrees of Freedom)」

と呼びました。

 

そして脳は常に、

「どの筋肉をどの順番でどれだけ働かせるか」

を瞬時に選択しています。

つまり運動とは、

筋肉を動かすことではなく

“膨大な自由度を整理する作業”

なのです。

 

<手や足が止まるのは何を意味するのか>

 

複雑な動きで一部が止まる場合、

脳は処理能力を節約するために

「優先順位の低い部分を一時停止」

させています。

例えば、

右脚を伸ばしながら左手を挙げる動作。

本来なら

  • 体幹の安定
  • 骨盤の制御
  • 胸郭のコントロール
  • 肩甲骨の調整
  • 股関節の安定

を同時に行う必要があります。

しかし神経系がその連携をまだ学習していない場合、

脳は

「まず脚だけやろう」

と判断します。

その結果、

手が止まる。

逆に、

手を頑張ると脚が止まる。

これは脳がサボっているのではなく、

神経系がまだ効率的な運動プログラムを作れていない状態なのです。

 

Bernsteinが示した運動学習の段階

Bernsteinは運動学習を大きく3段階で説明しました。

①自由度を固定する段階

初心者の状態です。

身体を固めて動こうとします。

肩が上がる

首に力が入る

呼吸が止まる

これらは典型例です。

 

②自由度を解放する段階

少し慣れてくると、

余計な力みが減ります。

肩が下がり

呼吸が続き

動きが滑らかになります。

 

③自由度を活用する段階

上級者になると、

身体の各部位が独立しながら連携します。

 

バレエダンサーのしなやかな動き

サッカー選手の切り返し

ゴルファーのスイング

これらは自由度を最大限活用した状態です。

 

ピラティスはなぜ有効なのか

ピラティスの本質は

筋トレではなく

「神経系の再学習」

にあります。

ピラティスでは

  • 呼吸
  • 背骨
  • 骨盤
  • 肩甲骨
  • 股関節

を丁寧に感じながら動きます。

つまり、

脳に対して

「どこをどう動かせばいいか」

を再教育しているのです。

 

身体調律とは神経系のチューニングPILATES STUDIO R-zoneでは

「身体調律」

という言葉を使っています。

身体調律とは、

筋肉を鍛えることだけではありません。

 

神経系が身体の各部位を適切に使えるように整えることです。

手足が止まる。

呼吸が止まる。

身体の一部だけが頑張る。

これらは神経系からの大切なサインです。

 

 

そしてピラティスは、

そのサインを無理に力で押し切るのではなく、

身体全体の協調性を取り戻していきます。

 

<まとめ>

複雑な動きで手や足が止まるのは、

筋力不足ではなく、

脳と身体の連携がまだ十分に学習されていない可能性があります。

 

Bernsteinの運動制御理論では、

人は自由度を整理しながら動作を学習すると考えられています。

 

ピラティスは、

呼吸と身体感覚を利用しながら、

その自由度を少しずつ統合し、

より効率的な動きを獲得するための方法です。

 

 

だからこそ私たちは、

「何回できたか」

よりも

「どれだけ滑らかにつながったか」

を大切にしています。

 

それはバレエのパがスムーズにつながる、バスケのドリブルからゴールがつながる、野球のスイングが自然に回転するということ。

日常生活では、デスクワークで姿勢をキープしながら軽作業を行える、階段をつまずかずに登れる、買い物袋を車へ積み込める。など。

 

身体調律とは、

身体を鍛えることではなく、

身体が本来持っている連携能力を取り戻すこと。

手と足が自然につながるその瞬間こそ、

神経系が新しい動きを学習した証なのです。

 

続編では

どんな人のどんな状態に

役に立つのかを解説します。

 

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