札幌ピラティスといえばPILATES STUDIO R-zoneより 日々のセッションから(足首の不調)
2026/05/13
「遊離体を取ったのに、なぜまだ痛いの?」
〜バスケ、サッカー、ランナー、バレエ愛好家に多い“術後の違和感”の正体〜
「手術で遊離体を取ったのに、まだ膝が痛い…」
「引っかかりは減ったけど、違和感が残る」
「走れるけど、切り返しが怖い」
実はこれ、スポーツ選手やバレエダンサーではかなり多いケースです。
特にバレエ、サッカー選手では、
- ダッシュ
- 急停止
- 切り返し
- キックやピケ
- (バスケ、サッカー、ラグビーなどは接触)
関節に大きな負担がかかるため、
“関節を治しただけでは戻りきらない”ことがあります。
今回は、医学的な視点も含めながら、
「なぜ遊離体を取ったのにまだ痛いのか?」
をわかりやすくお話します。
そもそも「遊離体」とは?
関節の中に、
- 軟骨片
- 骨片
- 滑膜組織
などが浮遊している状態です。
膝や足首で起こることが多く、
コンタクトスポーツ選手やマラソンでは特に頻度が高い印象があります。
症状としては、
- 引っかかる
- ロッキング
- 腫れる
- 曲げづらい
- キックやピケ時痛
- 深くしゃがめない
などがあります。
手術をすれば全部治る?
もちろん、
遊離体摘出手術は非常に有効なケースがあります。
特に、
- ロッキングがある
- 可動域制限が強い
- 痛みで競技できない
場合は、
関節鏡手術によって改善する方も多いです。
ですが問題は、
「遊離体=痛みの本体」
とは限らないことです。
🌿痛みの原因①
身体が“守るクセ”を覚えている
遊離体がある期間、身体はずっと、
- かばう
- 力を入れる
- 無意識に避ける
を繰り返しています。
すると脳は、
「この動きは危険」
と学習します。
その結果、手術後も、
- 太ももが張る
- 力が抜けない
- 可動域が戻らない
- また痛そうで怖い
という状態が続きます。
これはサボっているわけでも、気のせいでもありません。
身体の防御反応です。
🌿痛みの原因②
本当の原因が残っている
遊離体は「結果」であることがあります。例えば、
- 股関節が硬い
- 足首が動かない
- 骨盤が回旋しない
- 着地で膝にねじれが入る
こういった状態が続いた結果、
関節にストレスが集中し、
軟骨や骨に負担がかかっていたケースです。つまり、
“石を拾っただけ”
で、
石ができた原因はまだ残っていることがあります。
🌿痛みの原因③
筋肉が関節を守りすぎている
特に多いのが、
- ハムストリング
- 内転筋
- 腸腰筋
- ふくらはぎ
の過緊張。
関節を守ろうとして、
筋肉がブレーキをかけ続けます。
すると、
- 張る
- 重い
- 伸びない
- すぐ疲れる
になります。
「手術した側だけ脚が重い」
というのはかなり典型的です。
🌿痛みの原因④
“歩ける”と“競技できる”は違う
日常生活では問題なくても、
スポーツでは、
- 急停止
- 片脚支持
- 回旋
- 予測反応
が必要です。
ここが戻っていないと、
競技レベルではまだ関節に負担が集中します。
特にバレエ、バスケやサッカーでは、
支持脚が非常に重要です。
動作脚より、踏み込み脚、
“支える脚”の機能低下が残っているケースも多いです。
また、マラソン選手はとにかく、時間が長いため負担の蓄積が起こります。
解剖学的な目線で見るポイント
R-zoneのような現場で見るなら、
特に確認したいのは、
<股関節>
- 内旋
- 骨盤との連動
- 片脚安定
<足関節>
- 背屈
- 距骨の動き
- 足部の安定
<体幹>
- 回旋
- 呼吸
- 重心移動
です。
ここが改善すると、
「関節だけで頑張る状態」
から抜けやすくなります。
術後に大切なのは
“鍛える”より“再学習”
多くの方が、
「筋力を戻さなきゃ」
と考えます。
もちろん筋力も大切です。
ですが術後初期〜中期、
さらに痛み抜けず、
慢性化した後期で本当に重要なのは、
“動き方の再学習”
です。
- 呼吸
- 荷重感覚
- 足裏感覚
- 軸
- 重心移動
を整えながら、
「安心して動ける身体」
を作る必要があります。
ピラティスが相性が良い理由
ピラティスは、単純な筋トレではなく、
- 感覚入力
- 姿勢制御
- 協調性
- 呼吸
- 支持
を再教育しやすい特徴があります。
特にR-zoneで大切にしている、
- 身体調律
- テンセグリティ
- 軸伸長
- 感覚のつながり
は、術後の力み、防御反応、無意識の代償
を整えるのに非常に相性が良いと感じています。
まとめ
「遊離体を取ったのにまだ痛い」
それは、
“関節だけの問題ではない”
のかもしれません。
身体は、
痛みがあった期間のクセを覚えています。
だからこそ、
- 関節
- 筋肉
- 神経
- 呼吸
- 感覚
- 動き方
まで含めて整えていくことが大切です。
R-zoneでは、
術後の「動きの再学習」や、
スポーツ復帰に向けた身体調律もサポートしています。
バスケやサッカー選手だけでなく、
ゴルファー、ダンサー、ランナー
にも共通する考え方です。
「治したのに違和感が残る」
そんな方は、
“身体全体の使い方”を見直すタイミングかもしれません。
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